SF. City Hall

イメージ 1

少し広角側になっていたのだろう、建物が斜めに写ってしまった。
これはサンフランシスコの市役所。右は講和条約が締結されたオペラハウス、左は美術館である。
人口約80万の都市にしては小規模な市役所だが、日本より業務が細分化され、それぞれが別の建物を持つからなのか、これで済んでしまうようだ。もちろん、建物自体は大きく、中もかなり広い。
アメリカには戸籍がない。住民登録もない。つまり、そういった書類を扱う部署がなくそれ用の人員も要らない。税金は税務署の仕事だからその窓口も市役所内に存在しない。
普通の生活をしているなら、市役所に足を運ぶことなど10年に1回もないだろう。
インターネットが普及する前でもほとんど行くことのなかった市役所だから、今の時代は直接出向くことなど全くないのかも知れない。

アメリカに比べると日本はとにかく書類が多い。
そして、その作業をするため人間が直接役所に行く必要があり、交通量も増える。役人の人件費も増える。

今頃、サンフランシスコは霧に覆われて寒い日が続いていることだろう。
夏のあの街は、とにかく寒い。
市から出るとよそはみな暑いのだが、いくら陽射しが強くても乾いた風が吹いているから爽快である。行った人のみが知る、カリフォルニアの素晴らしい気候だ。
蚊に刺されない、蝉がいない州。それがカリフォルニアである。