Residential Area

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サンフランシスコでも、市の中心から離れると少し電柱が立っている。
道路が広く電柱の数が少ないせいか、或いは電線の数が少ない為か日本ほど醜悪にならない。住宅街の道幅はこれが標準である。
40年前は自転車に乗る人など皆無に近かった。その後は駐車の問題が出てきたり健康志向が強まったりして、自転車族がだいぶ増えてきた。しかし、歩道を自転車で来る者など幼児以外はいないから安心して歩いていられる。常に自転車を警戒しながら歩く日本の歩道環境と比較すると、夢のような快適さである。
昔は何処に行っても楽に駐車できた。パーキングメーターの料金が安かった。今は基本料金が高いうえにすぐ高額のチケットを切られるから、安心して買い物にも行くことができない。
この道路にはパーキングメーターがなく、2時間程度までは無料で停めることができる。そして、地区住民は市から年間ステッカーを購入すれば時間制限を受けずに駐車できる。車庫証明などもちろん不要であり、ガレージに入りきらない車は路上駐車になる。サンフランシスコ以外ならどの街でも車はガレージに収まるが、総面積が小さく人口だけ増えたこの街は他と事情が異なる。
建物は基本的に3階のつくりだ。これは、1階が駐車場その他になっていて人はその上に住むからである。初めてサンフランシスコを見る日本人はこの街に庭がないと勘違いするが、ほぼすべての家は庭つきだ。碁盤の目のようになっているこの街は道路側だけに家が建っていて、中は広い庭か駐車場になっている。
住宅は木造。何処に家にも冷房設備がないことなど、日本の人は想像できるだろうか?
標識に書いてある Speed Limit 15 は、制限速度24キロのことである。