Styrofoam

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発泡スチロールは英語で styrofoam だと思っていた。しかし、実際は商品名だそうだ。

梱包に使われていた発泡スチロールその他。
これ以外にもあるが全部まとめたところで300gには至らなそうだ。これを回収するために使う燃料代と人件費は単純焼却の数倍では済まないだろう。まるで「魚が安い」と言って埼玉から静岡あたりまで新幹線で往復するような愚行だ。もちろん、その費用は市民や県民の税金で賄われる。
ビニールやプラスチックまたは発泡スチロールを入れる袋は透明か半透明と決められていて、中身を確認できないレジ袋などの流用は認められない。つまり、ゴミを入れる為の袋は有料で購入するのである。回収は週に1回だから、それまで家の何処かにゴミを保管しておく必要もある。独り者が働いていて、決められた日の決められた時間に出すことができないと何週間もゴミを家庭で保管することになる。

都内の一部あるいは多くの区はプラスチック類を可燃物として処理するが、日本で大半の自治体は細かい分別を強要している。ひどい所ではゴミを32種類に分別しないと回収されないと聞く。
しかし、実際は分別もリサイクルも焼却を上回る費用がかかるので、やめたほうが経済的なはずだ。
ペットボトルなどは今までその9割近くを引き受けていた中国が外国からの搬入中止を決めた。アジアの何処かは日本からのゴミ処理で収入を得ようとするかも知れないが、わざわざ金を払ってそこまで船でゴミを移送するよりは、日本国内で燃料として使うほうが経済の理にかなっていないか。
ゴミは不燃と可燃の2種類に分けるだけでじゅうぶん。水分を含んだ生ゴミだけを燃やすより他の可燃物が混入していたほうが良い。私はその説を信じる。
焼却炉の新設や改良は時間と金がかかるという。しかし、それは「金と時間をかければ可能」ということであり、東京都などは既に実現した。
時代遅れのリサイクル原理主義に憑りつかれているより、ゴミはゴミとして割り切ることが必要な時代だと思う。
地球環境がどうのこうのとか限られた資源を大切になどといって、まるで下水に流れた使用済みトイレットペーパーを回収再利用するようなことは、もう無駄と気づいてほしい。

武田邦彦教授の意見にすべて賛同するわけではないが、ここで教授が目撃した“分別したゴミも実際は同じ袋に入れられる”シーンが面白い。
番組開始から 1hr.21min,のところだ。
https://www.youtube.com/watch?v=cPzzqIzNnLU