San Francisco

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1940年代末期から製造され、1980年代初頭までサンフランシスコで使われていたストリートカーである。
これはなかなか優れた車輌らしくロスアンゼルス・サンディエゴ・ニューヨークなど全米多くの街、そしてカナダやメキシコでも採用されていた。
私がサンフランシスコに住み始めて1年ほどした時、地下も走れる近代的なストリートカーが登場したため廃止された。
しかし、有名なケーブルカーが長期間の休止状態になったとき、ツーリストを惹きつける何かとして臨時に復活した。
その後このヴィンテージ感が思いのほか好評だったので1990年代中期あたりから再度定期運行に戻ってきた。
今、サンフランシスコは全米にあった懐かしい市電を集めて走らせている。実際に乗ってみるとこの写真のタイプはエアサスペンションなので走行音が小さく、スプリングサスペンションよりだいぶ良い乗り心地なのが分かる。
第二次大戦の前にこんな立派な車両を日常の足として使っていたとは、当時の日本と比べて米国はいかに進んでいたかが分かる。
日本の路線バスや市電がエアサスペンションになるのは、1980年代になってからだったような気がする。

梅雨どきの日本。今日は雨である。
こんな日にカリフォルニアの青い空を見ると、やはりアメリカに戻りたくなってくる。
国籍がアメリカなのだからその気になれば戻るのはいつでも可能だが、今はしばらく日本で財政立て直しを図らなければならない。
人生の半分以上、それも実際に学んだり働いたりして生きていたのがアメリカとなると、そこが自分の故郷になってしまう面がある。

そんなこととは全く違う話題だが、村西とおる監督を知っているだろうか?
アダルトビデオの製作者である。
彼は意外なくらい話が面白い人なので紹介しておきたい。

https://www.youtube.com/watch?v=QmiPiCQnXbo