San Francisco BUS

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男は一般的に小さい頃から乗り物が好きである。
したがって、たいていの男ならこれがトロリーバスという物であることが分かる。日本では黒部峡谷くらいにしか現存していないそうで、世界的にも少数派になった電気バスだ。
馬鹿の一つ覚えの如くエコロジーだとか環境に優しいだとかいう奴らがいるが、サンフランシスコにこれがあるのは坂道が多いからである。内燃機関のディーゼルに対し、電気のモーターはトルクが高い。つまり、車体が重くなっても坂道を登るのが簡単という事だ。
市街地走行が多い市バスは低速ギヤを優先しているうえに低回転時もトルクが出やすい設計をする。電気で走るトロリーバスはそれが更に有利なのである。

なんとか皿洗いの職を得た私は、その翌日あたりからすぐ仕事を始めた。
なんでもすぐ忘れる、或いは記憶に残さない私の性分なのか、その時どのようにして働き始めたのかをまったく覚えていない。
女の人はなんでもじつに良く覚えていて「初めて会った時、あなたの言った事まだ忘れないわ。」とかなんとか言うが、男、それも私のように記憶力の偏った人間は昔のことなど本当に思い出せない。
思い出せるとしたら「あの頃、俺はそんなこと会う女の子みんなに言っていたんだ・・・。」という自分のいい加減さくらいだ。
とにかく元気一杯だった昔の私は、とにかく言葉が達者だったのである。
酔っ払いの無責任発言として許して欲しいが、私は自分でも意外なくらい女性と関係を持たない。人間関係を避ける性分なのかそれとも何か別の要因なのか、私が何かしてしまう女性はかなり何かの面で秀でている人だけだった。もっとも、そんな優れた女性が私に関心を持ち続けるかどうかは別の話で、当然ながら結果はいつもこちらにとって惨めなものだった。
最近、このブログはただの酔っ払い独り言シリーズになってきた。
仕事もしていないくせに、夕方になると「さぁ、今日も終わった。一杯やるか。」の調子だ。終わったもなにも、「今日、あくび以外でおまえ何かしたか?」の日々である。