San Francisco

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日本を発ったのが12月31日。アメリカは日本より10何時間か遅れるため、サンフランシスコに着いたのも31日だった。
その翌日はバスに乗って1時間ほど郊外のリバモアという所に行った。
正月のないアメリカでも1月1日はすべてが休みだから、街は閑散としていた。昔は年末になるとカレンダーや不要な書類を小さく切って窓から紙吹雪を落とす習慣があり、ダウンタウンのオフィス街は一面真っ白だった。
私がこの街に住んでからもしばらくはその年末恒例行事があったのだが、いつの間にか廃止されたのは後の掃除が大変だからだと思う。昔と比べると人口が増えて紙吹雪の量が増えたのもあるし、新規に建てるビルは窓の開かない構造が主流なので、仮に規則を無視して紙吹雪を散らそうと思ったところで、現実的に不可能だ。
規則が多く、そしてその規則を守らせるため役人が多いサンフランシスコでは、うっかり何か違反になる行為をすると後が高くつく。
大晦日も新年の朝もバスに乗って知ったのは、赤信号で右折が可能なことだ。
ただし、多くの人が誤解している「赤でも曲がれる」は現実と異なり、「赤信号で完全に一時停止した後、車や歩行者の妨げにならない時は徐行で右折ができる。」というのが本来の規則だ。
まったく止まらずに右折したり、歩行者の横断を無視して右折する車が増えてきた為、最近のサンフランシスコは「赤で曲がるな」の標識が増えた。
そして、今は交差点のテレビカメラが増えてきて、停止が不完全であるだけでも後日500ドルくらいのチケットが自宅に届く。
極端な場合は完全に停止した後、ブレーキから僅かに足を緩めて車体が停止線を超えただけで違反扱いになることがある。
とにかく至る所にカメラが設置されて、常に監視されている社会がサンフランシスコである。