Airplane

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日本と違いアメリカは人の住んでいる所がほんの一部で、離陸するとすぐこのように無限に人跡未踏の陸が続く。西海岸ではその傾向が特に強い。

飛行機そのものが初めての体験なのだから、細かいところは覚えていない。
その時の機体は2階がついていて、そこがロビーのような作りになっていた。飛行中にそこを短時間使い、現地到着後の段取りか何かを話し合った記憶がある。
海外に出るなど経験どころかまったく想像さえしたことがなく、そのフライトがポートランド或いはシアトル経由であることも良く分からなかった。
直行便と経由便があるのを知らなかったわけで、電車でも長距離に乗ったことのない私は、それまですべての乗り物は目的地まで直行するものと思っていた。
ポートランドかシアトルで再度チェックインしたのは、最初の便と乗り継ぎ便が提携エアラインでなかったからだ。もちろん、そんな事情を知るのはその後何年も立ってからのことだ。
総勢で20人前後になるツアーで、添乗員もついていた。
やっとサンフランシスコに着いたその日、チャイナタウンで旅行会社負担のディナーがあった。直行便が取れず、経由便になってしまったことのお詫びだとも聞いた。
日本から到着したばかりだからまだ米の食事に飢えていなかったが、美味かったと思う。記憶にあるのは味より量の多さで、とにかく呆れるほど多くのものが次々と皿にのって出てくるのには驚いた。
場所はカリフォルニアストリートとグラントアベニューの交差点。角の2階にあるレストランで今も存続している。斜向かいに大和という日本レストランがその後20年くらい営業していた。