Parking

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Hotel Parking

通常、アメリカ人はこのように後退して駐車することができない。
右の1台だけ珍しく前入りの停め方をしているが、これは係員でなく自分で停めたか、何かの事情があったのだと思う。
どれほど狭い所でも必ず頭から入ってしまって、出る時は切り返しを1万回ほど繰り返す。しかも大変不安そうに僅かの距離だけ後退して、車体が止まったまま無限にハンドル操作をするのがアメリカ人である。
後ろ向きで駐車できるのはバスやトラックなど大型車に乗り慣れている人か、駐車場の係員だけだ。もちろん駐車係は私達とは別の慣れがある為、かなりの速さで狭い所に切り返しなしで停めることができる。
私のように古い人間だと「車体が動いていない時にハンドルを回すな」と教えられているから、停止状態で右2回転、そのまま左に2回転つまり4回転させるなど、ステアリング機構を破壊しそうで出来ない。
大型を運転する人間としては、少ないハンドル操作で「一発決め」が理想と考えるので、何度もやり直すのは恥とさえ考えるはずだ。しかし、それは私が日本でも免許を持っていた為そう思うだけのことだろう。
確実なのは「アメリカで日本の教習所にあるS字を抜けられる人はいない」ことだ。
サンフランシスコのように狭い所の人間でもその程度だから、ラスベガスの田舎レベルだと後輪をクリアできる人は皆無だろう。
ニューヨークなど東部のことは知らない。しかし、サンフランシスコでは縦列駐車が日常の必須技能だ。ラスベガスで簡単に縦列駐車ができたら「かなり特別な運転技能の人」と言われるだろう。
日本の教習所に行ったとしたら、第三段階までゼッタイ進めないのがアメリカ人の平均運転技能である。