Plaza Hotel

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Plaza Hotel

Back To The Future に出てくるのがこのホテルだそうだ。
こちら側から撮るとあまりたいしたことなく見えてしまう。

右奥の暗い部分に大昔の客車が2両展示されていて、以前はこのあたりが駅だったらしい。その客車の前は仕事でよく通るのだが、実際に近くで見たことのないのが少し残念である。
仮に100年くらい前の製造といえば、日本なら大正時代だ。その頃日本にあった列車と比較したら、当時のアメリカがいかに豊かだったかがきっと分かるのだろう。
たまに観る西部劇に出てくる昔の客車は結構と大きく、それを何両も連結して広い荒野と山を超えられる機関車もまた凄かったのである。

ラスベガスは、大変に雨が少なく常に乾燥しきっている。ここは環境劣悪のネバダ州南部でもまだ水に恵まれた所で、蒸気機関車の水の補給地点になっていた。
1930年以降はギャンブルが合法化されて人が来るようになった。しかし、それ以前にも水の補給地点として駅があった為、何もない砂漠にしては人が住んでいたほうである。

正確な古い数値を見つけることはできないが、1950年の時点でダウンタウン周辺の人口が2万5000人しかなかった。1900年代初頭ならおそらく数千人しか居なかったのだろう。
ラスベガスに人が住むようになったのは冷房器具が普及し始めた1960年代からのことだ。
なにしろ7月頃は気温40℃を超える日が少なくないので、冷房なしで暮らすには不向きな所だったのである。
以前にも書いたつもりだが、一般にラスベガスと呼ばれているのは旧市街と近郊の街いくつかをまとめたもので、多くの人が知っている場所はクラークカウンティーのことだ。