Big Rigs USA

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Trucks in USA

1枚目の写真で、後付けのフェンダーミラーが確認できる。
25年ほど前までは滅多に見ない存在だったが、交通事情の変化で今は新車のトラックだと純正フェンダーミラーが標準装備と思えるほど普及している。
デザイン的にはないほうが望ましくても、都市部の運転では死角のない仕様のほうが圧倒的に運転しやすい。なにしろ運転席の前に巨大なエンジンがあるのだから、右前方は歩行者どころか大型のSUVがいても見えないのである。現実的には市街地を走る機会の少ない大型トラックでも、やはり今の交通事情だと死角の多い車は運転が面倒だ。
右側のタンクローリーは車幅を示すポールが2本ついていて、これも狭い所を通過する際は便利な補助具となる。キャブオーバー型と違ってこのようなボンネットタイプ(英語名-コンベンショナル)は自分の幅がつかみ難く、特に運転席が本当の車体幅よりだいぶ狭い大型トラックはこの2本の棒がないと身動きができない所もある。

2枚めの写真はレストエリアに停まっている昔風仕様のトラック。これでも大昔の平面鏡しかなかった頃よりは現実的である。数十年前のアメリカは平面鏡しかなかったので、至近距離の物体はミラーの中に写らなかったなどと言ったら信じて貰えるだろうか? このトラックは巨大な角形平面鏡の下に円形の凸面鏡が付いている。

レストエリアとは数十キロ間隔でフリーウェイの横に設立された無人駐車場のことであり、通常はトイレだけがついている。日本のように自販機を置いたらすぐ機械ごと盗難にあうため、設置されていないことが多い。
衣類や食品の購入はトラックストップと呼ばれる大型のガスステーションでおこない、大型トラック用の洗車場とシャワーなども利用できる。なにしろ1回の移動が日本縦断くらいの距離になることも珍しくないアメリカだから、何日間かは家にも帰れないのである。

3枚めは運転席の後ろに付いているスリーパーと呼ばれる箱の内部だ。モーテルに泊まればそれなりの費用がかかる為ここで寝る場合が多いだろうし、時には交代の運転手や家族がこの中で休んでいることがある。冷暖房完備で、日本のカプセルホテルよりだいぶ広い空間である。