Good Old Days 10

イメージ 1

Turk Street

タークブールバード (Turk Boulevard) と シャボットテラス (Chabot Terrace) が交差する所だ。
日本語で Google Map を見ると上記の発音で書いてあるが、実際はタークストリートとシャボーと言う人が多い。
タークは比較的に長い道で、ストリートと呼ばれる部分とブルバードとなっている部分がある。
Boulevardは Blvd.と書き、ブルバードと呼ぶのが一般的だ。ブールバードと長く伸ばす言い方はあまり聞かない。
30何年間かで何度この道を通ったか分からないが、私は Turk st. の表記に慣れ過ぎていて、それが部分的には Turk Blvd.だったのに気づかなかったほどだ。
シャボーはフランス語ではないだろうか。シボレーと同じで最後のTは発音しない。
今は道の上にトロリーバス用の架線がある。しかし、20年以上前はディーゼルのバスが通っていたので空の広い道だった。
日本でトロリーバスの実体験のある人は少ないと思う。私は子供の頃に墨田区あたりで乗ったことがある。
子供だから覚えていることは何もなく、ただ「電車みたいなバスがある」としか記憶にない。最近はその記憶さえ少し怪しく「あれは、戦争前のことじゃったかのぉ・・・」という感じになってきた。
一般的には経済的にあまり進んでいない国に多いのがトロリーバスで、ニュース映像では北朝鮮や旧東欧でよく見た。
それが何故サンフランシスコに多いのかというと、坂の多いあの街をディーゼルエンジンが走ると騒音と排ガスがひどく、旧式な2サイクルディーゼルは特に黒煙が凄かった。そして、乗車人員が多いと坂を登り切れないこともあったのだ。
それに対して電気モーターで動くトロリーバスはエンジン音がないので静かなことに加え、高トルクで楽に坂を登る特徴がある。
実際にバス停で待っていると、バスが近づいてくるのはエンジン音でなく架線とポール先端が擦れる音で気づくほどだ。