Good Old Days 1

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約40年前、初めてアメリカで暮らし始めた頃に泊まっていたホテルのロビー。20畳またはそれ以上の広さだったと思う。
ホテルといっても日本で考えるそれとは少し違っていて、アパートとホテルの中間的存在である。
住んでいたのは比較的に高齢の女性が多く、年金暮らしの人達のようだった。アメリカは夫が先立つと妻が故人の分まで年金を受け取れると聞くので、独り残った女の人は結構と豊かなのである。
あとは独身の人達と学生だった。アパートに住むには滞在期間が短過ぎる、または定住先を見つけるまで仮の宿としてこういった所に住むのである。
ホテルほど豪華でないが朝と夜の食事が付くから学生などにとって便利な所だ。料金は1週間で60~80ドル程度が相場だったと記憶する。頼めば室内を掃除してくれてシーツも取り換えてくれる、それに食事がつくとなればずいぶん安いものだった。
しかし、私がアメリカに渡った時は1ドルが300円ほどだったから、たちまち資金が足りなくなっていった。

日本だけに住み続けている日本人と国外居住経験のある者は、時々感性が違い過ぎて会話のかみ合わないことがある。
外国に行って言葉や文化の違いで苦しんだ経験がある人間と、常に自国で何不自由なく暮らしてきた人間は、異文化を受け入れる感性に差が出てくるだろう。
こういった事について書こうと思って始めた今回のブログ更新だが、詳しく書く前に文が長くなってきてしまった。
(続く)