San Francisco

イメージ 1

6・7年前に自宅の近所で撮った1枚である。
よく見ればこの写真に南国風の建物があるしパームツリーもある。道路だって少し痛んでいることが分かるうえ、道の中央部分で頭上に電線のようなものまで見える。これはサンフランシスコ名物のトロリーバス用架線だ。
要するにグァムとたいして変わらない景色の筈なのに、不思議と美しさを感じるのがじつに不思議だ。
この建物はスーパーマーケットである。
冷凍食品もあることはあるが新鮮な食品をたくさん売っていて品揃えが豊富な店だった。
家から歩いて行ける。商品がいつも新しい。買い物に来ている人がアメリカ人ばかり(アメリカだから当然)。空気が常に乾いていて清潔感がある。
カリフォルニアそれもサンフランシスコという特別に恵まれた気候の所だから、とにかくいつも爽やかだった。
本当は霧の日が多いため寒いくらいで、ツーリストは「空は灰色。寒くて何も楽しくなかった。」という印象を持ったりするのだが、住んでいる者はあの見事な青空と爽やかな空気を知っているから、やはり素晴らしい街になってしまうのである。
同じ建物、同じくらい或いはカリフォルニア以上の見事な青空があるのにグァムにこの清潔感がないのは、いったい何故なのだろう。
サンフランシスコならスラム街でさえある程度のきれいさがある。
グァムにはどうしてもそのきれいさがない。偏見かも知れないが、これは不思議な現実である。
私は本当に東南アジアが嫌いなのだと思う。