Mini Bus Japan

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日本の小さなバスに昔から関心があり、今日はそれを撮るためスカイツリー駅まで出向いた。
これは墨田区内を循環している100円のバスだ。
幅2m全長6m程度の大変に小さな車体だが、リアエンジンのエアサスペンションという本格的仕様である。
車内10座席と15個ほどの吊り革があり、面白いことに天井がムーンルーフ付きのようになっている。スカイツリーなどを見たい人の事を考慮したのだろうか。
アメリカで全長6mといったらフォードとクライスラーが出しているバンしかなく、改造車はあってもバスと呼ぶのを躊躇うほど情けないクルマである。しかも、クライスラーが売っている大型バンは元がドイツのメルセデスだから、純粋な米国製はフォードだけになる。
米国のバンは座席に厚みのあるしっかりした物を使うが、室内が狭く天井が低い。そして窓と目の位置が合わないからなんとなく圧迫感がつきまとう。
エンジンを高回転で長時間まわし続け、痛んだ路面を走破しなければならない米国と、極めて低い速度で短距離だけを走る日本のバスは違って当然だが、少なくとも外観はバスらしく作った日本製が魅力的に写る。
ただし、日本に住む人なら、丈夫さだけが取り柄のアメリカ製バンも格好良く見えるだろう。
同サイズでありながら日本製はエアサスペンション、米国製は大昔から続く板バネサスペンションである。

12月だから冬に決まっている。しかし、日陰で撮ったら実際以上に寒そうな色になってしまった。ホワイトバランスを調整すれば良かったと思う。
本当はあまり寒くない日で、私はフリースのジャケット1枚でじゅうぶんだった。