Live Music

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先週、五反田に昭和のアイドルポップスを聴きに行った。
今は秋葉原あたりで10代の娘たちがいろいろなライブをやっている。私が行ったのは見た目より本当に音楽中心で楽しむバンドである。
ボーカルの小夏という娘も可愛いのだが、注目すべきは彼女のレパートリーの広さと、バンドの上手さである。
なにしろ1970年代の曲がほとんどだから彼女はもちろん生まれていない時代なのに、譜面も見ずに次から次と懐かしい歌を再現するのが驚きだ。
このバンドを知ったのは、ベースの千明という女性の動画を探しているときだった。
華奢な体の女性で、腕など5弦ベースのネックより細いのではないかと思うほどだが、とにかく出す音が大変にカッコイイのである。
昭和の歌謡ポップスが流行っていた頃は、テレビのスピーカーから出る音だから良く分からなかったのかも知れない。それが現代の音響装置で聴くと本当に細部まで分かって「昔の歌謡曲はこんな粋なことをやっていたのか」と驚かされる。
実際にベースの千明さんに聞いたら多少は音を足したりすると言っていた。
その千明さんが付け足す音のセンスが素晴らしいのかも知れない。
キーボードのますみんという女性も信じられないほど凄い。メンバー紹介のときに「独りオーケストラ」と呼ばれる人で、とにかく本当に1台のキーボードで数人分の音の厚みを出してしまう。本来あまり演奏時に動きのないキーボードだが、彼女は弾いている姿がまたカッコイイのである。
小夏ちゃんは時々音程のあやしい時がある。そこは一応聞かなかったことにして、メンバー全体の実力を楽しむと良い。
全員がじつに上手く、3ステージ全部(1時間ほど)を見ても15分にしか感じられないのが面白い。
今まで2回行った時は満席だったから、早めに行くのが良いだろう。