The Fog City

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2003年10月の写真だ。
ゴールデンゲートブリッジには北と南に二つの駐車場がある。
観光客はそこで写真を撮ることが多いのだが、南側つまりサンフランシスコからは霧で何も見えないことがある。
僅か2km少しの橋だったと記憶しているが、渡るとそこは驚くほどの別世界で10月でも暑かったりする。もちろん暑いと言ってもカリフォルニアの海沿いだから、日本の人には爽やかそのものの乾いた心地よさだ。
しかし、時にはこのように北側だって霧に覆われる日がある。
分厚い綿のような霧がたちまち全てを包み始める様子は壮観である。
このフェリーはサウサリートという洒落た街から出発する。
そこは基本的に霧の出ない所だから、乗船してサンフランシスコに向かうとその極端な温度差に驚くのは確実だ。
サンフランシスコ市内で薄着の人を見ると、「あっ、ツーリストだ。」と瞬時に分かる。
地元民は、夏でも冬でも厚着の用意をして歩くものだ。
なにしろ、真夏の気温が最高13℃最低12℃なんていう日がよくある街なのである。
冬暖かく、夏寒い街だった。