Medical Cannabis

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Medical Marijuana

日本で話題になっている医療用大麻である。
アメリカではカリフォルニア州が最初に公認したそうだが、今は医療目的だけでなく嗜好品として合法化する州が増えた。
理由は「医学的に目立った実害がなく、酒タバコと同じく、課税すれば州の税収に大きく貢献する。」ことだろう。
既にコロラドやワシントンなどは、自由化による税収増が多方面でプラスの効果を出しているという。医療目的での消費量は限られる為さほど税収増に繋がらないが、嗜好品として広く販売されると酒やタバコ或いはガソリン税などと同じく、州政府にとってはかなり魅力的なものらしい。
完全合法化は、無意味な取り締まりで税金を使うことも防げるというのがいかにもアメリカらしい発想だ。
サンフランシスコ市は、マリファナ所持で検挙しても記録に残さないことを数年前に決めた。日本では考えられないことだが「被害者のいない事件に警察官を使うより、社会にはもっと重要なことがたくさんある。」との考えからである。
今のところコロラド・ワシントン・アラスカだけが完全自由化している州だったと思う。
来年1月からはこれにネバダ・カリフォルニアその他の州が嗜好品としての購入を正式に認めることになった。
しかし、完全合法化といっても制限がないわけではない。
購入できるのは21歳以上の者。使用できるのは公共の場所以外。自動車の運転などをすれば飲酒運転と同じく罰則が付く。
酒は飲み過ぎれば翌日の仕事に響くし健康にも悪い。マリファナも度を超して使用すればすべてに悪影響が出る。もちろん健康にも悪い。
ほぼ断言して良いと思うのは、大麻を知ってしまったら次の何か(つまり麻薬類)に進むというのが現実ではないことだ。
飲み過ぎて翌日ひどく後悔すると、普通の人間は以後程度をわきまえるようになる。マリファナもそれは同じだ。吸い過ぎで頭がボンヤリし、日常生活に支障をきたしたりすると、普通の人はその愚かさに気づいて反省する。
反省できない人間が居るなら、それは酒やマリファナのせいではない。