Tsujido 5

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駅前の歩道が広くて良い。最近10年以内に開発された地域ということで全体的に発想が新しい。
昔はこの周辺に大きな工場があり、その跡地を使った為ゆとりのある空間が多いらしい。私自身は辻堂の地名も聞いたことがなかったくらいだから昔の事を知らない。
何処にも電柱のないことがじつに良い。日本の景観で致命的にまずいのは電柱と電線で、それがあるといくらきれいな建物を作ってもすべてが貧しく未開発国の雰囲気が出てしまう。細い道や狭い歩道は意外と景観を悪くすることがなく、ヨーロッパの街などは結構と狭いながら洒落た景観を作っている。100年前から電線は地下埋設を基本にしていたからだ。もちろん歩道は広ければ広いほど良い。
日本に来て不愉快なのは、自転車が歩道を走ってくることだ。最近のサンフランシスコは自転車がずいぶん多くなったが、走行は車道のみと決められているから安心して歩道を歩いていられる。歩道に街路樹があったり店の看板などが置かれていたりするが、いくら混んでも人が多いだけだから自転車に衝突される危険性はない。
ところが、日本はこの写真のようにじゅうぶんな幅がある道路でも自転車専用レーンを作らない。結果として歩行者は常に自転車に衝突されないよう注意して歩かなければならない為、安心して景色やショーウィンドウを楽しむことができない。
緑地部分を半分にして歩行者と自転車を分離させれば解決する問題なのに、そういうことを考えもしないのが日本の行政だ。