Airplanes 5

イメージ 1

日本の家屋は小さい。空から見るとそれが良く分かる。
土地なら無限にあるアメリカと比べるのは無理があるが、日本に来ると「何故それほどまで狭く作る?」と感じることが多い。
ヨーロッパの家も小さいだろう。パリなど日本平均の4倍ほどの人口密度だと聞く。オランダもかなり人口密度の高い国だ。しかし、日本の都市部ほど家が小さく狭いとは聞かない。
日本だって本当に土地がないわけではない。問題は「とにかく最小限で済まそう」「可能な限り小さく作ろう」という日本人の発想が影響しているのではないかと思う。
昔の日本家屋は本当に狭かった。同じ敷地面積でありながら台所や風呂場など呆れるほど小さく作られていた。
日本の人口は大正時代初期だと現代の半分しかなかった。つまり、日本全体の人口が今の東京都の2.5倍程度だったのだ。それでもすべてが小さく作られていたのは、「日本は狭い。だからなんでも小さくなったのだ」との説がさほど説得力を持たないことにつながる。