GUAM
この写真の場所には昔ジャパニーズレストランがあったようだ。
いくら裏の駐車場といっても人は通るのだから、こんな感じでゴミが積まれていたら客足が遠のくのも無理はない。しかし、グァムに慣れてしまった人間はそういったことに無頓着だから分からなかったのだと思う。
同じ敷地内にあるここ以外の店は韓国やベトナムの人が経営しているバーで、それらは今も問題なく営業している。
店内に入った印象ではとにかくトイレなどが汚く、グァム以外から来た日本人は敬遠しそうな店である。グァム在住の日本人なら大丈夫のようだ。
少し手をかけて洗面台をきれいにしたり蛇口の水の出を良くしたりすれば雰囲気は変わるのに、「機能だけあれば良い」という衛生観念だと日本人は利用したくなくなってしまうのである。
先日、車を買った。
交通機関が事実上存在しないグァムは車がないとまったく生活できない。仕事に行くこともできない。
明日が引き取りの予定日だから保険会社に連絡して加入しようとしたら、驚くことに島外からの人間は新規加入できないのだそうだ。
これでは車を買うことができない。
手順はまず３件の保険屋に行って「断られた証明を３通」取得し、それをDMV(陸運局)に持って行くのだそうだ。そうすると役所が強制的に保険に加入することを認める証明が発行され、それを持って再び保険屋に行く。つまり、通常は島民以外の保険加入を認めない。DMVまたは裁判所が保険屋に対して強制代執行を宣告するという方式なのである。グァム発行の免許証を持っていても新参者は居住者と認めないのが面白い。
大げさにいうわけではないが、じつのところ毎日「グァムは嫌だなぁ、大嫌いだ。」と何度か思っていたのだが、今日は本当にキレてしまった。
車の購入をキャンセルして、アパートも早期解約を考えている今日である。
次の仕事先も見つけてきたのだが、それは始める前に断ったほうが良いかと考えている。
毎日何度か「嫌だ嫌だ」と思って１年居たら、合計で何度くらいになるかと内心楽しみにしていた。
しかし、もし来月でここを去ったら意外とその合計数は少なくなりそうだ。
