GUAM

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実際の景色は写真よりはるかに汚いのだが、空が青いと建物が白く見えるため本当のみすぼらしさが出ない。
アメリカ本土でこういった道なら必ず歩道があって電柱がないから、たとえゴミが置いてあってもさほど汚く見えない。

同じ場所でカメラを反対側の下に向けると実態が分かる。
舗装されているのは道路中央部分だけで路肩は土がむき出し。しかもゴミが放置されていて雑草が育っている。もちろん誰もそれを気にしない。
写真が実際の汚さをまったく表現できていないのは本当に残念だ。

このように韓国と中国の店が大半を占める。
雨が多いからコンクリートがカビで黒くなってしまう。それならカビが目立たない色で作るかカビそのものが付きにくい材質にすれば良いのだが、今のところ誰にもそんな知恵はないし「見た目をきれいにする」発想自体がないから、グァムはどの建物も一様に汚い。


1月に行ったレンタカー屋では事務所の汚さと車のボロさに驚いたが、じつは後で行った別の会社はそれより更に酷かった。
2度目に訪ねた別会社の車はシートが破れ、サイドミラーが調整できなかった。ルームミラーは段差を乗り越えた時に落下してきたし運転席側の窓ガラスは2/3程度しか開けられない。運転席側のミラーはドアを閉めるたびに衝撃で向きが変わってしまう。
それでも車がないと生きていけないグァムだから、今は1ヵ月550ドルで仕方なくその極ボロレンタカーに乗っている。

21日が返却期限なので今度はついに自分の車を持つ必要がでてきた。そこで最近は中古車を探しているのである。
先日見に行った中古車は運転席のドアが外側からしか開けることができず、カーステレオは盗難にあったままで穴が開いていた。素人が無理やりドアの内張を剥がそうとしたらしくパネルが割れていた。ルームミラー欠損。シートベルト装着不可能。天井の内張が半分以上剥がれて垂れ下がっていた。もちろん不具合はそれだけにとどまらない。とにかく全体的に汚過ぎて、乗り込むこともハンドルを触ることも少し躊躇ったほどである。
アメリカ本土なら200ドル以下が相場だろうし、日本ならタダと言っても引き取り手が現れない粗大ゴミである。ところが、グァムではその粗大ゴミが「走る」というだけで1000ドルだ。理由は、ここが離島で外から車が入ってこないためである。
もうひとつの理由は、何もかもみすぼらしいグァムだとそんな車でもさほど目立たないから走るだけで立派な自動車として通用することだ。