BETA

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荷物を減らす作業でβテープを廃棄することに決めた。
いつかはβ再生機を購入してデジタル化するつもりでいたが、グァムでそんな物は入手できないと思うし、仮にデジタル化しても実際はもう視聴することがないと思うからである。この写真はほんの一部だけ。全体では50本を超える。
録画した時はもちろん意味があるから残したのであるが、よほど保管場所が広い場合以外は持ち続けていても困ることのほうが多い。
自分の持ち家なら少しくらい場所をふさいでも別に構わないだろう。しかし、私のようにアパート暮らしを転々としている者が思い出の品など取っておくとマイナス面が多い。
以前VHSをデジタル化したことがある。
あまりにも数が多いから捨てるのが惜しくて、取り敢えず総量を減らしたのだ。
そこで分かったのは「デジタル化する時に内容を観る。しかし、その後はたぶん誰も視聴することがないまま終わってしまう。」ということである。もちろん、変換の際に一度は見て懐かしい気持ちになるから意義があるのだが、生活そのものにゆとりがないと少し無駄な時間の使い方になる。
この何日間か古い本を整理している。
12年ほど前に自分が書いた記事や知り合いが1969年頃に渡米して貧乏生活をしていた連載記事を読むと、もう二度と返らない若かった時を思い出して感傷的になってしまう。
いつか「グァムに住んだこともある。酷い所だったが懐かしくもある。」「あれは大変な誤算だったが勉強になった」と言える日が来るのだろう。

2と3枚目の写真は、珍しいダイエー製βテープである。
こんな物が存在したこと自体なつかしくて良い。