NV.& CA.

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Nevada and California
いつも同じ写真ばかりだが、今回は季節が少し違う。
これは家の前で2月頃に撮ったものだ。サンフランシスコの1/10程度しかない交通量で、広い道にも車がまったく走らない。
遠くに山が見えて、この山脈の向こう側がカリフォルニア州である。
山脈の反対側つまりカリフォルニアには木が生えていて緑豊かなのに、ネバダ側にはまったく何もない。太平洋から来る湿度はすべてカリフォルニアで終わってしまい、ネバダは乾燥しきった不毛の土地である。
土地だけは無限にあっても植物が育たず、夏は50℃近くになるから人が住むにはあまりに不向きな所だ。今のように人口が増えたのはエアコンディショナーが完備して、何処に行っても暑さから簡単に逃れられる時代になってからだ。
昔からラスベガスだけは意外なことに地下水脈があった為に植物が育ち、地名の由来はスペイン語で『草原』なのだそうだ。
なんとか人を集めようとネバダ州はギャンブルを認めているし、事業を始めると最初の何年かはいろいろな優遇策があると聞く。働く側もこの州では州税を納めなくて良い。
固定資産税が大変に安くて住宅価格もカリフォルニアの何分の一という程度だから、ほぼ誰でも家が買える。
この写真を使ったのは、遠くの山に雪が見えて「あれがなくなると春が来る」と書きたかったからだ。
しかし、3月中旬で既に30℃を超える日があったので春はもう既に来てしまっていた。
湿度の低い30℃は快適とも言えるほどで、日本の20℃くらいが体感温度である。