San Francisco

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Airtrain
サンフランシスコの空港にはエアトレインという名の無人電車が走っている。
ラスベガス空港にもないことはないが、同じ車輛を使っていながらなんとなく野暮ったくなってしまうのがネバダの特徴だ。サンフランシスコ空港は高架を走り、ラスベガスは短距離の地下だけを通ること。そして、遠くに海が見えて青空に爽やかさのあるカリフォルニアは視覚的に恵まれていることも違いを生む。
サンフランシスコ空港は円形の作りで、車もこの電車も走っているとまた元の場所に戻るようになる。分からないまま走り続けて最後はどうにもならなくなる作りでなく、何周かすれば必ず目的地が見つかる設計がなかなか良いと思う。
昔の小さな空港に次々と建て増しして広げた空港にしては、いろいろ考えられている。
車輛には冷暖房がなかったような気もするが、夏に涼しく冬は暖かいあの場所だから特に困った記憶はない。
乗り換えでターミナル間を移動するとき、レンタカーセンターまで行くとき、カートを載せてそのまま無料で移動できるエアトレインはじつに便利だった。
ラスベガス空港などレンタカーセンターまで行くのにバスが必要であるし、荷物をそのたびに手で持って行くので大変に面倒な気がする。
そして、新しい建物であるターミナル3でもなんとなく野暮ったい雰囲気がある。
これが都会的なカリフォルニアと田舎ネバダの違いだろう。
アメリカは田舎でも時々それゆえの広さや新しさが生きる。しかし、ラスベガスには何故か洗練とか上品とかいう言葉がない。
アリゾナの空港の方が、ラスベガスよりまだマシかも知れない。
日本に比べればすべてが自由で気楽なカリフォルニアだが、ネバダの自由さはそれを超えている。いろいろと制約の多い都会暮らしを選ぶか、洗練などという言葉とは無縁で自由だけがあるネバダが良いか。これから住もうという人は考えるところだ。